走るナースプラクティショナー

診断も治療もできる資格を持ち、カナダAB州で薬物依存、メンタルヘルス、ホームレス、貧困層の方の診療をしています。

総合的に診れる力


今の職場に来てから感謝されていることの一つが、思い込みを正してくれたこと。


麻薬依存医療を専門にしているクリニックなので、スタッフはそのベテラン。しかしそれ以外が見えなくなる。それを正してくれたのが私だと言う。


以前は倦怠感が酷くなったと訴える患者に、それは麻薬治療薬の量が多くなってきているからではないか?と減量を勧めていたとか。


しかしホルモン異常(それも治療のせいで起こることもあるのですが)の場合もあり甲状腺異常を私がみつけ、それを治療することで改善したり。貧血やテストステロン異常もありました。がんもありました。倦怠感は症状。それが起こる疾病は山ほどあります。それらを鑑別しないで麻薬のせいにするのはとても危険です。


専門科にプライマリーの導入。


就職の面接時にやりたいこととして申し出た。もちろんそれだけをするのではなく、麻薬依存医療の傍で、必要時にするだけ。


以前のような一生を通して行うプライマリーではありません。エピソディックなプライマリーケアと呼びます。どう受け入れられるのか?患者のアウトカムに反映できるのか?思うところはありましたが、スタッフにも感謝され、もちろん患者自身からも。良い成果をあげていることを嬉しく思います。


これを来年のナッシュビルへ出そうと思っています。どうやって料理するかは8/27のセミナーで話します。知りたい方はぜひご参加を!






冒頭写真: ようやくキャンプ旅行から戻ってきました。思う存分青い空をハンモックから、湖の上で、渓谷を抜けるジップラインから、山登りしながら楽しみました。

冒頭写真の湖は透明度が最高で湖底に自分のサップの影が写り空に浮かんでいるように見えました。