走るナースプラクティショナー

診断も治療もできる資格を持ち、カナダAB州で薬物依存、メンタルヘルス、ホームレス、貧困層の方の診療をしています。

新しい形

5つもあった輸液ポンプが2つまで減りました。順調に回復して嬉しい限りです。



さてさて、前にも書きましたがカナダはスマフォの所有率、インターネットの使用率が世界一の国。

WiFiはどこでも繋がるようになったと言っても過言ではない所に私は住んでいます。スタバ、マクドなどは早くからフリーWiFiを取り入れていた。そして病院でも入院患者や検査待ちの人達が使えるようにと設置している。高校や大学、図書館などの教育施設。空港はもちろん、フェリーターミナル、高速バスの中でも使える。先月行ったハワイへは飛行機内でも使用できた。

だから日本に来るとWiFiが限られていて不便を感じます。もちろんそんな外国人のためにポータブルWiFi 機器の貸し出しがあります。そして今回私もレンタルしています。急遽すぎて空港でピックアップはできませんでしたが。

慣れって怖いですね。旦那が言います。17年前私が1人で日本に帰った時は電話代もすごかったし、お互いハガキや手紙を書いていたのに、前回1人で帰国した2012年からスカイプで顔を見ながら話せるようになったなんて。そんなに遠くに来ている気がしません。それにしても怖いのは、その現代文明の産物がないと機能できなくなること。地図も時刻表もメモることをしなくなった自分。ハハ。

前置きが長くなりました。

私の患者の多くが携帯を持っていないか、一番安いプランで日中の通話ができなかったりと従来の電話によるコミュニケーションが難しくなっています。

しかしこのWiFiアクセスでEmailやテキストでのコミュニケーションが電話の代わりを果たすようになってきました。夏に行った勉強会ではこの新しい形態のコミュニケーション上での医療アドバイスなどの法的意義について学びました。特にEmailはサーバーが記録を保持できることから個人情報の漏洩の可能性が高く、個人情報の守秘義務の観点からどう扱うべきか論議中です。注目していかなければならない話題です。