そんな中で国民が注目しているのがマリワナ(大麻)の合法化。既にメディカル用のマリワナショップが堂々とお店を出しているBC州。
合法化によりもっとアクセスできると期待を寄せている人が多い。
アメリカでも数州が合法化に踏み切り、マリワナの使用率は鰻登り。
合法化をすればタバコやお酒にように課税が可能になる。利用者の数を考慮すれば政府にとって大きな収入源になるのは間違いない。
しかし忘れてはならないのが、タバコやお酒のようにマリワナにも体に害を及ぼす物質なのだ。リスクを承知の上で個人が楽しめるようになるだけで、合法化になろうとも政府が太鼓判を押して、どうぞどうぞと使用を勧めているのではない。それはタバコやお酒と同じだ。
医療者としては、マリワナには短期、長期、作用、副作用、すべての面で不明なことが多すぎる。
マリワナ推進派はこれしか効かない、どんな薬よりよく効くと経験話ばかりで、科学的な根拠に乏しい。
これからも医療者としては、こういう点をしっかり説明していかなければならない。